マルチスライスCT Aquillion Start

CTとは、X線を用いて体を輪切りにした画像を得る検査です。マルチスライスCTといって、複数のX線検出器を用いることで、検査時間は通常5分以内、実際の撮影時間は数十病秒程度で多くの情報を得ることができます。頭部CTでは脳出血や硬膜外血種など、胸部CTでは肺炎や胸膜炎、肺がんなどの腫瘍の検出に、腹部CTでは腹部腫瘍をはじめ、腸閉塞、虫垂炎、憩室炎、虚血性腸炎その他様々な病気の検出に役に立ちます。(ただし、CTでも検出に得意不得意があり、適宜エコーや胃カメラ、大腸カメラを併せて正確な診断につなげられるような体制をとっております。)

当院ではCANON medical製Aquillion startを2024年3月より導入、小規模施設向けではありますが最新のCTで、早く正確に、また被ばく量も軽減した検査が可能になっております。

造影剤注入装置

CTは癌などの腫瘍の検出にも非常に有用な検査ではあるものの、癌の多くは正常な組織と見分けがつきにくい特徴があり、通常のCTでは特に膵がんや肝がんをはじめとして臓器の中で成長する癌は検出がむつかしいことがあります。そのような腫瘍を発見するために、造影剤という薬剤を点滴しながらCTを撮影することで正常な組織と腫瘍部位のコントラストを上げて腫瘍を発見しやすくすることができます。また、造影剤を用いた検査では腸管その他の臓器の血流や、腫瘍と血管との関係、腫瘍そのものの性質などにも有用な情報を得ることができます。

当院では、膵がん、肝臓がんをはじめとする悪性腫瘍、その他の病気の早期発見のために、Bayer社製の造影剤注入装置MEDRAD Salient Singleを導入し、造影CTに対応しております。

超音波内視鏡システム

超音波内視鏡とは、体内から膵臓や胆のうの観察を行うための装置です。超音波は、CTやMRIに比べて非常に細かい部分を精細に見えるという利点があるものの、空気があると観察が困難になるという欠点があり、体外から行う通常の超音波では特に膵臓の観察には制限がありました。その欠点を解消するため、内視鏡の先に超音波発生装置が付いた機械を口から胃まで入れ、胃や十二指腸の壁を通して直接隣り合う膵臓や胆のうの観察を行うことで、膵がんをはじめとする様々な胆膵の病気の発見に力を発揮します。また、胃や十二指腸の壁の中に潜り込んでいる上皮下腫瘍といった腫瘍の観察にも有用です。

超音波観測装置 SU-1

超音波内視鏡用のコンパクトな機種ながら、ドップラーエコーによる血流の観察や、画像のノイズを軽減するTissue Harmonic Imagingといった技術にも対応しており、また腫瘍の血の流れを評価する造影超音波にも対応している優れた超音波観測装置です。

コンベックス型超音波内視鏡スコープ EG-740UT

2025年時点では最新の超音波内視鏡スコープで、従来機種に比べても高解像度の超音波画像が得られ、腫瘍の検出に力を発揮します。特に早期の膵がんはCTやMRIでもはっきりと検出できないことがありますが、超音波内視鏡検査を追加することで、従来検出が困難であった1cm以下の早期の膵がんが発見できる可能性があります。特殊な専門技術であり、また装置が高額でかつ診療報酬が低いという検査のため、なかなか診療所レベルで導入している施設は少ないですが、当院院長は愛知県がんセンターをはじめ、センター施設や大規模総合病院で超音波内視鏡をはじめとした膵がん診療の研鑽を積んでおり、その経験を地域医療に還元する意味で当検査の導入を決めました。

内視鏡システム ELUXEO 8000

内視鏡の光源、つまり胃カメラや大腸カメラを通じて先端から光を照射し、それで得られた胃や大腸の画像を処理し、鮮明な画像を得るための装置です。

当院では、内視鏡システムを2025年6月に富士フィルム製の上位機種 ELUXEO 8000に更新しました。従来の経鼻対応スコープに加えて、経口細径スコープを導入、胃潰瘍などの出血に対して胃カメラを使った止血術や、誤嚥があった場合にカメラで異物を取り出すなどの処置にも対応可能になりました。また、従来に機種に比べても画像の精細度はさらに向上し、早期胃がんの発見に力を発揮するようになりました。

上部消化管内視鏡(胃カメラ)

細径/処置対応上部消化管スコープ(EG-840TP)

従来の経口用スコープに比べて先端径が7.9mmと約2割細くなりながら、様々な処置具の使用が可能な鉗子口径を有し、またジェット洗浄機能にも対応しており、胃潰瘍からの出血などの緊急時の止血や、誤嚥による異物除去にも対応したスコープです。また、ハイビジョン画質で従来機よりも高画質、高精細度を有しており、早期胃がんその他の病変の発見に有用なスコープです。

経鼻対応細径上部消化管スコープ (EG-L580NW)

直径5.9mmと経鼻対応の細い内視鏡ながら早期の胃がん、食道がんも発見可能な高画質の機器を使用しております。

患者様のご希望に合わせて、経口(口から入れる) 経鼻(鼻から入れる) 両方に対応可能です。

下部消化管内視鏡(大腸カメラ)

硬度可変、拡大機能付き下部消化管用スコープ(EC-L600ZP7)

当院では、下部内視鏡も、富士フィルム製の最新機種(2018年10月時点)を採用し、比較的細く(11.8mm)柔らかいながらも拡大機能を有し、詳細な観察が可能です。また、スコープの硬度を状況に応じて変更することで短時間で苦痛の少ない検査を可能にします。

当院では通常、ポリープを発見した場合には当日そのままポリープを切除、除去を行っております。(ただし、出血のリスクが高い場合や巨大なポリープの場合は対応可能な施設への紹介をいたします)

2020/1より、高周波発生装置 ESG-100を導入しました。ポリープを切る際に高周波電気を流して焼灼することで、10mmを超えるような大きなポリープを食塩水を注射して盛り上げてから切る方法(内視鏡的粘膜切除術:EMR)や電気を流さない方法では出血のリスクが高い長い(有茎性といいます)ポリープを切除することも可能となりました。ただ、電気を通すことで出血のリスクがやや高くなるため、ポリープの大きさや形によって、従来当院で行っていた電気を通さないで切る方法(コールドスネアポリペクトミー)と併用して行っていきます。

また、当院では、腸を膨らませる際に、専用の装置を用いて腸に速やかに吸収される炭酸ガスを用いることで、検査中の膨満感の低減や、検査後の速やかな張りぐるしさの改善を得られるようにしています。

超音波検査

2020年、キャノンメディカルシステム製のエコー Aplio α Verifiaを導入しました。精細度の高いエコーで、肝臓、胆嚢胆管、腎臓、大動脈やリンパ節の他、条件が整えば膵臓も詳細に観察が可能です。

また、Shear wave elastographyという肝臓の硬さを測る検査が可能になりました。今までは肝生検といって肝臓に針を刺して組織を取ってくる検査を行わなければわからなかった肝臓の繊維化を見ることができるようになり、肝臓の数字の高い患者様の中からより肝硬変に進行する可能性が高い患者様の選別のための情報が、数分の体に負担のない検査で得られるようになりました。

レントゲン撮影装置

胸部胸部レントゲン装置も2024年3月に新機種に入れ替え、Flat Panel Detectorという、直接レントゲンを電子データとして処理できる装置を導入しました。画像の濃さやコントラストを自由に変更でき、また画像の一部拡大なども対応しており、肺がんや肺炎、気胸などの検出に有用となっております。、腹部レントゲン撮影に対応しております。

胸部X線画像病変検出ソフトウェア CXR-AID

富士フィルム製のAI診断補助装置 CXR-AIDを導入。医師の画像診断に加えて、AIの補助を行うことで見落としのリスクを低減します。

X線透視装置 Plessart ZERO

レントゲン透視装置を用意し、大腸内視鏡で挿入が困難な場合にレントゲンの補助で行ったり、胃瘻の交換などの処置も可能です。

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