新型コロナウィルス感染症に対する当院の役割に関しまして

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大が続いています。

地域のファミリードクターとして、当院の役目は、以下の通りと考えています。

かかりつけ患者様の健康を維持し、地域の患者様の健康を維持する。

新型コロナウィルス感染は、高齢者で重症化、死亡リスクが高いとともに、糖尿病や高血圧、心臓病などの持病を持っている方は(高齢者に限らず)リスクが高いことが知られています。治療の継続、持病のコントロールを行うことで、万が一新型コロナウィルスに感染した場合の重症化リスクを下げることに寄与するものと考えられますため、現在の治療をできるだけ継続をしていくための体制を維持していきます。

・地域の医療を守る

当院では、地域の中核病院等への負担を減らし、医療崩壊を防ぐ一助として、発熱患者様や風邪症状の患者様を一律で診察しない方針はとっておりません。ただ、当院では新型コロナウィルス感染症の最終診断であるPCR検査は行えず、また、他の精度の高い検査であるCTの検査も行うことができないため、新型コロナウィルス感染症の可能性がかなり高い患者様は、院内感染のリスクを下げる点からも、初めからPCR検査可能な病院に行っていただいた方がよいです。別記の患者様は、まずは帰国者、接触者センターでご相談ください

帰国者、接触者センターで近くの医院を受診するように指示された方は、基本的には当院で診療可能です。ただし、お話を聞いて、コロナウィルス感染症の可能性が一定以上ある、と考えられた患者様は、他の患者様との接触をできるだけ減らすために診療時間の最後の診察や、必要に応じてクリニックの屋外での診察を行わせていただくこともありますため、まずは電話でご相談ください。

診療の結果、新型コロナウィルス感染症の可能性がある場合、当院より保健所に連絡し、保健所より対応可能な病院を紹介いただく、もしくは新型コロナウィルス感染症以外でも肺炎で入院を含めた治療が必要と考えられる場合には、直接入院等の対応可能な病院に紹介いたします。

・院内の感染を防ぐ

病院、医院は症状のある患者様が来られる以上、残念ながら院内感染のリスクがある前提での行動が必要です。職員の手洗い、消毒を徹底するとともに、定期的に院内の消毒を行うことで、できるだけ感染リスクを減らします。通常のマスク、手袋等の防護に加え、新型コロナウィルス感染症の可能性が高い方で、処置が必要な場合には必要に応じてガウン、感染防護マスクなどの着用をさせていただきますのでご了承をお願いします。

現在の流行の状態からは、まだ積極的な推奨はしておりませんが、院内感染リスクが心配な方で、当院で継続して処方している方は、電話診療での継続処方も可能です。またお問い合わせください。(なお、4/7時点では初診や、継続処方以外の新しい風邪などの症状に対する処方は認められておりませんが、近日中に解禁になる可能性はあります。)

また、風邪症状や発熱、その他の症状があり診察を希望されるものの、体の状態からは一人で受診できる状態でない患者様には、往診も承っております。こちらも電話でご相談ください。

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